担当者=長谷川は昨日、日本に戻って参りました。当ウェブサイトもKeyShot 3.1リリースに合わせて現在改装中ですがブログの方で一足早くお知らせします。以前のエントリーでもお伝えしましたが、今回のリリース内容はより操作を簡潔に、手数を少なくする為のアップグレードと言えそうです。いつも通り、既存のユーザーにはメールでお知らせしております。デモ版はこちらからお願いします。
今回のアップデートでは作業効率を上げるいくつかの機能が含まれています。新しいメタリックペイントマテリアル。ライティング環境をリアルタイムに編集するHDR編集機能、モデルに対して自動的にマテリアルを割り当てるマテリアルテンプレート、複数のコンピュータを使ってレンダリングを行うネットワークレンダリング機能(オプション)などです。
メタリックペイント
メタリックフレークをリアリスティックに再現します。以下の二つのパラメータによって調整します。フレークサイズと表示/非表示を調整します。


マテリアルテンプレート
マテリアルテンプレートによりインポート時にマテリアルをモデルに自動的にアサインします。例えば、shiny plasticが使用されている場合、KeyShotをカスタマイズして”shiny plastic”という名前のパーツに自動的にマテリアルを適用するようにします。

環境編集機能(Proのみ)
hueやサチュレーションやライトの追加を行います。(HDR Light Studioの極々基本的な機能を実装したものと考えて頂ければ結構ですby長谷川)ライティング環境に変更点がリアルタイムに反映されます。下記はConference room 3kを使った変更例です。




テクスチャーマッピングの機能向上
マニピュレーターが中心に投影する機能をサポートしました。円柱状のモデルにラベルやテクスチャを貼り付ける際便利になりました。これに加えて位置ボタンがマニピュレーターに追加されました。モデルをクリックすると投影中心点が選択されます。

3Dconnexionデバイスのサポート
KeyShot3.1で正式にサポートされました。
ネットワークレンダリング(オプション)
ネットワークレンダリング機能が正式に実装されました。インストーラを含むより安定したビルドが供給されます。ジョブの実行最中でもスレーブの追加、削除を行います。アニメーション、静止画などのレンダリングを行います。
アニメーション機能の強化
アニメーションはタイムライン上で複数選択、編集が可能になりました。シングルクリックでコピー、シフトや消去を行います。これに加えてアニメーションのミラーリングが追加されました。分解アニメーションなどでパーツを元に戻す作業が楽になりました。
Mayaインポータ
Mayaシーンファイルを直接KeyShotにインポートします。ツリー構造、マテリアルや名前などがそのまま引き継がれます。Nurbsサーフェスは読み込み時にテセレートされます。