CATIAファイルの読込とレンダリング

既にご存じの方多いと思いますが、KeyShotはCATIA V5ネイティブデータをサポートしています。.catproductデータを読み込むとCATIA上でのアセンブリ、ツリー構造などがそのままKeyShotに渡ります。(CATIA上とは異なるパーツ分けを行いたい場合はKeyShotにインポートする前にフェースに異なる色をアサインしておいてください) もちろん.catpart単体でも大丈夫です。IGESやSTEPなどの中間データを介する必要はありません。これは使ってみるとなかなか便利な機能です。また大規模なアセンブリデータも物理メモリが許す限りの範囲で読み込みます。その制限はありません。この辺はGPUを使うレンダラーにはないメリットでもあります。

今回はクボタシステム開発株式会社様にお邪魔してテストを行ってみました。手順はいつも通りに行います。(ファイル>インポート)

CATIA上でのデータ

お借りしたデータを読み込んでみると下記のようなインポートダイアログが表示されます。テセレーション値を細かく調整したい場合はアドバンスをクリックしてテセレーション値を表示させます。今回はデフォルトの設定ではややポリゴンが粗かったので細かく調整し直しました。

インポートダイアローグ

アドバンス設定値

読み込むとCATIA上のアセンブリ構造がそのまま保持されていることがわかります。

 

読み込んだデータにマテリアルを適用してレンダリングを行ってみました。このようにこちらが行った操作が画面上ですぐに反映されるのがKeyShotの最大の利点です。またKeyShot自体はあまりメモリを使用しないソフトですので(CPUはフルに使用しますが)他の3Dアプリケーションを立ち上げたままでも操作充分に可能です。

 

完成したイメージ


設計者同士ではお互いに共通言語が暗黙知として形成されているので、3Dデータを綺麗にレンダリングして見せる、という用途あまりないかもしれません。只例えば、エンドユーザや経営者層などCAD上でのOpenGLシェーディングを見せてもぴんとこない(3D設計に直接関わってない層)人達に見せる時には非常に効果を発揮するかも知れません。また弊社ユーザでも部品メーカーなどがKeyShotを使ってカタログなどのコンテンツを作るケースも徐々にではありますが着実に増えてきています。そういうわけでビジュアライゼーションと呼ばれるこの分野実は未だ発展途上です。ユーザ側がKeyShotのようなツールをいかに賢く使うかがポイントとなりそうです。

最後にご協力頂いたクボタシステム開発株式会社の雉子波様、北澤様ありがとうございました。