KeyShot 3がリリースされました!

既に本家のブログにも掲載されている通り、KeyShot 3がリリースされました。キーフレームを用いないアニメーション機能を中心に3Dビジュアライゼーションの可能性自体を大きく前進させる、(そういう意味では極めて意義の高い)メジャーアップデートとなりました。ここではその辺りをもう少し詳しく説明してみます。

 

 

 

KeyShot3:アニメーションシステム

KeyShot内で同サスウルユニークなアニメーションシステムです。自分で試した限りではほぼ違和感なくすぐに使用できます。キーフレームを使うのではなくオブジェクトやカメラを直接動かすユニークな仕組みを用いています(transform offset methodと彼らは呼んでいます。現在パテント申請中だそうです)。アニメーション自体を自由に結合、コピー、リンクできます。アニメーションの最中にマテリアルや環境、オブジェクトの配置を変えたり、と非常に柔軟なシステムです。

以下が主な機能です。

  • 1つのアプリケーションと環境:アニメーション機能はKeyShot の動作環境の中に完全に組み込まれています。
  • リアルタイムレイトレーシング環境でのアニメーション:スチールイメージ作成時と同様にリアル
  • タイムレイトレーシング環境内でアニメーションの設定、編集、プレイバックを行います。
  • リアルタイムインタラクション:アニメーションプレイバック時にカメラ、ライト、マテリアル等の操作が可能です。
  • アニメーションウィザード:初めてのユーザに1 ステップずつわかりやすく手法を明示します。
  • コピーとペースト: アニメーションはオブジェクト間でコピー、リンクが可能。
  • ヘルパーオブジェクト:パーツやアセンブリファイルを選択すると回転軸中央として認識します。
  • カメラアニメーション:軌道、傾斜、ズーム、移動
  • パーツとオブジェクトアニメーション:ターンテーブル、回転、移動
  • プレビュー出力:AVI, MPEG
  • 高解像度出力:AVI、MPEG、Flash、アルファチャンネルを含む連番

 

Realtime animation inside KeyShot 3 – geometry courtesy of João Carlos Florencio

 

KeyShot3:新しいユーザーインターフェース

ユーザーインターフェースも一新されました。(ただ、個人的には使用感が著しく変わっていないのに好感が持てました。この手のプログラムではバージョンアップすると「あの機能はどこに行ったんだ?」と戸惑うことが良くありましたが、そういうことはありませんでした)ツールバーはDockインターフェースを採用しており横や上部に配置可能です。ライブラリーはフォルダー上の操作が可能で、例えばマテリアルの移動、インポート、エクスポートなどを自由に行えます。マテリアルエディターもより直感的になりました。

  • メインツールバーの変更:新しいメインツールバーは6 つの機能から構成されています。インポート、ライブラリ、プロジェクト、アニメーション、スクリーンショット、レンダリング
  • ドック形式のメインツールバー:メインツールバーの移動が可能になりました。画面下、横、フローティング、アイコンの小、中、大の変更、テキストの表示/非表示の設定。
  • Bip ファイルプレビュー:KeyShot 3 で保存されたシーンは全てプレビュー可能です。
  • ダイアログの変更:プロジェクトウインドウ内のダイアログボックス(オプションダイアログと呼ばれていたもの)がよりロジカルなわかりやすい表示形式に。
  • 環境とバックプレートタブの統合:環境タブとバックプレートタブが統合され1 つになりました。また3 つのモードを切り替えることにより環境、背景色、バックプレートの操作がより使いやすくなりました。
  • 上書き防止機能:既存のリソースフォルダーに新しいコンテンツを追加する場合、KeyShot は警告ウインドウを表示します。
  • In-project material library:in-project material libraryはシーン上で実際に今使用されているマテリアルを表示します。
  • マテリアルのリンク:in-project material libraryからマテリアルを適用するとこのマテリアルを使っている他のオブジェクト全ても自動的に変更されます。リンクの解除は右クリックから行います。
  • エディター上でのプレビュー:シーン上に加えてマテリアルエディター内でマテリアルのプレビューが表示されます。
  • マテリアルの移動:グループ間でマテリアルを簡単に移動します。
  • マテリアルのエクスポート:マテリアルの共有をより簡単に行います。マテリアルグループ全体をエクスポートします。この機能は将来のアップデート拡張される予定です。
  • マテリアルのインポート:より簡潔にマテリアルのインポートを行います。既存のグループに追加可能です。

 


Realtime animation inside KeyShot 3 – geometry courtesy of João Carlos Florencio

 

KeyShot 3:新しいマテリアルと環境

  • 新マテリアル:種類、質感、色などで分類された新しい400 ものマテリアル群
  • 新マテリアル(追加分):1,000以上のマテリアルがダウンロード可能です。
  • KeyShot2 のマテリアルは全てKeyShot 3 で動作します。
  • 20 のスタジオライティング環境、最適なものを選択してください。
  • バックプレートとカメラ設定を含む新しいオフィスシーン

 

インポータの機能拡張

合計で19ものファイルフォーマットをサポートしています。全てのフォーマットはWin/Mac両プラットフォームでサポートされています。これによりKeyShot は主なCAD アプリケーションを両フォーマットでサポートしている最初のアプリケーションとなりました。新しく追加されたフォーマットは以下になります。

  • NX8:NX8 とそれ以前のバージョン。テセレーション設定が可能です。
  • Parasolid:ネイティブパラソリッドフォーマットのサポート。テセレーション設定が可能です。
  • SolidWorks 2012:SolidWorks2012 とそれ以前のバージョン。32/64bit両フォーマットをサポートしています。今バージョンからテセレーション設定が可能になりました。
  • Autodesk Inventor 2012:Autodesk Inventor 2012 とそれ以前のバージョン
  • SolidEdge:SolidEdge ST4 とそれ以前のバージョン。テセレーション設定が可能です。
  • FBX:パートアニメーションのインポートを新たにサポートしました。

価格は変わらずノーマル版\120,000、プロ版\240,000、プロ、フローティング版\360,000
となります。アニメーションはオプションで\60,000円、KeyShot 2からのアップグレードは定価の40%となっております。無償バージョンアップをご利用のお客様(サブスクリプションご加入の方、6/1以降にお買い求め頂いた方)にはメールでこちらからご連絡差し上げます。なお、フローティング版に関しては未だリリースされておりません。リリースされ次第フローティング版をご使用のお客様にはご連絡致します。

デモ版はこちらからダウンロードお願いします。なお全ての新機能をご覧になりたい方は下記のドキュメントをご参照ください。

KeyShot 3の新機能.pdf

KeyShot 3 -新機能編

KeyShot 3の新しい機能を紹介したビデオがいくつか公開されています。これまでアニメーションに関してはいくつか動画をごらん頂きましたが、その他の新機能に関しては本邦初公開です。以下、順々にご紹介していきます。

1) 新しいレンダリング機能

ここではDiffuseテクスチャーとSpecularテクスチャーを個別に設定してレンダリングを行っています。今までは単一のテクスチャーしか設定できませんでしたが、本バージョンから別個のテクスチャーを配布できます。この場合specular側の(つまりハイライトの部分の)ゴミのような枠があたっているのがわかります。この例では?という感じですが実際この機能非常に便利です。。

2) 個々のパーツの移動。これ今まで出来なかった機能ですね。単純に非常にありがたいです。

3)インタラクティブなテクスチャーの操作

テクスチャーを割り当てたまま、ハンドルバーで拡大したり、引っ張ったり、回転させたりといった機能です。一時的にレンダリングを止めていると予想されていますがこれも便利な機能です。

KeyShot 3ですが現状リリースが少し遅れておりまして、10月を予定しております。

KeyShot アップデート ビルド2.0.31のリリース

リリース初期バージョンに見られました不具合を修正したKeyShotの新しいビルドをリリースしました。修正点は以下の通りになります。

  • 3DS、Rhinoインポーターの不具合修正
  • インストール時のmaterialライブラリー不具合修正
  • ライブラリー上の, Environments, backplates, texuturesがコンテンツ
  • フォルダーをスキャンすることなく自動的に表示されるよう修正
  • プラグインがKeyShot 2 を見つけられるようにレジストリーエントリーを改良
  • Windows版のライセンスフォルダーをKeyShot リソースフォルダーに移行

デモバージョンもビルド2.0.31に移行しました。こちらからダウンロード可能です。