新年のご挨拶に代えまして

皆様、あけましておめでとうございます(もう4日ですがw)。本年もよろしくお願い致します。当ブログでは今年もKeyShotにまつわる情報などをお届けしていきます。

さて、年の初めということで今回はやや総論的な話になりますが、ビジュアライゼーションについてちょっと考えてみたいと思います(KeyShotが扱う領域そのものですね)。去年一年このビジネスに関わってきた身として振り返ってみると、昨今の不景気にも関わらずこの分野確実に伸びてきています。ハードがより早く(安く)、ソフトウエアもより扱いやすく(安く)なってきてるのが主な要因でもあるのですが、そのような環境が整ってきているのとは別に3Dデータ、CADデータを流用することがポピュラーになってきたことも上げられます。筆者が関わるジョブにケータイやデジカメのCMがありますが、そこでも当たり前のようにCADデータが上流から降りてきます。SolidWorksの最初のバージョンがリリースされたのが確か1995年と記憶しています。3DCADがPCの上で動くようになってから約15年、やっとここまで来たか、という感じです。

で、この流れは今後も続いていきます。理由は簡単でまだまだ多くの可能性やメリットがありながら、やりきれていない、まだ手を付けていない領域が多々あるのと、ビジュアライゼーションはマーケティングの施策にとってはおそらく今後必須となるからです。オウンドメディアという言葉があります。長くなるので詳しい説明はここでは控えますが簡単にいうと新聞やテレビなどのマスメディア、FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアとは違いウェブサイトなどの自分で運営するメディアと思って下さい。これを効果的にやる場合自分のメディアですから、自分のデータ(つまり3DCADデータなどのエンジニアリングデータ)をいかにうまく使うかが鍵となります。具体的にはいかに上手く3Dデータを流用するか、下流に流すかということなのですが、現状実はここが一番出来てなかったりします。自社製品があってデータがあって、で、広告やマーケティングコンテンツを作成する人がかなり下流にいる場合、なかなかこういう発想にはなりません。データの配信の部分が(全体のフローを見た場合)2012以降の最大の課題となりそうです。

考えてみれば、これは当たり前の話で、例えかなり下流で広告プロダクションなどがコンテンツを作る場合でもデザイン、製造の分野からテクスチャーはこれで行け、色はこれと予め決まっていたら非常に効率的なんですよね。PLMは製造のためのものを作るためのフローなのでマーケティングコンテンツにあわせて最適化されることはないのですが、一種の理想論として念頭におくべきだと思います。

で、これも当たり前の話なのですが、上記のデータフローを構築する場合組織が小さければ小さいほどやりやすくなります(その分リソースが少ないというトレードオフもありますが)。フットワークが軽い分、身軽な分簡単に行えます。考えてみればKeyShotの前身のBunkspeed UDRIVEもAutodesk Showcaseも最初市場に出てきた時は1,000万以上したソフトです。それが今や10万円台で買えるのですからこれを使わない手はありません。この際使い方が簡単であることがソフトを選択する際、(コスト以外で)おそらく一番重要なポイントとなります。ここをクリアしているのでこの手のソフトを今まで使ったことがないクラスタでも買ってすぐに使えるようになってきたわけです。そこではじめてどうやって使っていこうという話になるわけですが、デザインレビューやプレゼン、ウェブコンテンツなど現状でも使い道、用途はいろいろあると思います。よく情報は溢れていると言われますが実は大半はノイズで本当に必要な情報は伝わっていない場合が多いのです。ビジュアライゼーションの真の目的、効果はこのギャップを効果的に埋めることです。必要な情報を必要な人たちに(エンド、意志決定層などなど)うまく渡してあげる。レンダリングというのは一つの手段にすぎません。やっと環境が整ってきた2012年この手のツールを上手く使ってユーザには自社ビジネスを効率的に運営して欲しいと願っています。

日頃はソフトウエア周りの使用方法、tipsなどに関する記事が多いのですが、今回はちょっと趣向を変えてみました。

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